パラサウロロフス
パラサウロロフスは北アメリカに生息するハドロサウルス科の草食恐竜で、背中から頭まで伸びる特徴的な頭のトサカが有名。「トサカみたいなものがあるトカゲ」という名前は、このトサカが由来になっている。体長約 7.5 m で基本的に 4 本の足で歩くが、走る場合や高所のエサを食べるために後ろの 2 本の足で立つ場合もある。
発見物
パラサウロロフスが発見されたのは 1920 年で、古生物学者ウィリアム・パークス率いるチームがカナダのアルバータ州で頭蓋骨と不完全な骨格を発掘したのが最初だった。翌年にはニューメキシコ州で頭蓋骨の一部が発掘されたほか、その後の 100 年以上に渡り数多くのパラサウロロフスの標本が発掘されている。
古生物学
パラサウロロフスの化石はアメリカ西部、カナダ、さらにはアジアでも発見されている。この属は、季節で気温が変わったが基本的に温暖だった約 7500 万年前の白亜紀後期に生息し、セントロサウルス、スティラコサウルス、エウオプロケファルスなどの他の恐竜と共存して、川沿いの他、氾濫原や沼地の近くに生息していた。
情報
- 時代
- 白亜紀後期
- 科
- ハドロサウルス科
- 属
- パラサウロロフス
- 体高
- 3M
- 全長
- 7.5M
- 体重
- 2.6T
- 食習慣
- 古植物 (地上)
- 卵のバッチのサイズ
- 2 - 5