トロオドン
トロオドンはトロオドン属の小型肉食恐竜。獲物を負うために長細い足で高速で走ることができる。鋭い切歯からギリシャ語で「傷つける歯」という意味の名前がつけられ、大きな目で暗闇での狩猟もできる。体長約 0.9 m に対し脳の容量が大きく、最も知能の高い獣脚類の一種。
発見物
1855 年にアメリカの古生物学者ジョセフ・ライディが初めて発見した当初はトカゲとして分類されていたトロオドンは、1901 年に先史学者フランツ・ノプシャにより恐竜として正式に再分類された。最初のトロオドンの化石となったのは端が鋸状の歯で、ライディが発掘したモンタナ州のジュディスリバー累層からは大量の古生物が発見されている。
古生物学
トロオドンが最初に生息したのは約 7500 万~ 6500 万年前の白亜紀後期。アラスカ州北部で化石が発見されたことから寒い気候を好んだ可能性があるが、トロオドンのものだと考えられる歯がテキサス州やニューメキシコ州など南部でも発見されている。
情報
- 時代
- 白亜紀後期
- 科
- トロオドン科
- 属
- トロオドン
- 体高
- 1M
- 全長
- 2.5M
- 体重
- 35Kg
- 食習慣
- 肉食恐竜、生き餌
- 卵のバッチのサイズ
- 2 - 6