ディロフォサウルス

ディロフォサウルスは大型の肉食性獣脚類に属し、平均体長は約 3 m、体重は 300 kg ある。「2 つの隆起を持つトカゲ」という意味の名前は、頭頂部にある特徴的な半月状のトサカに由来し、このトサカは繁殖のために異性を惹きつける目的で使われた。細身の体型を持つディロフォサウルスは高速で走ることが可能で、強力な顎で逃げようとする獲物を抑えつける。

発見物

ディロフォサウルスの化石は、アメリカの古生物学者チャールズ L. キャンプが 1940 年にアリゾナ州で発見したものが最初。長年に渡りメガロサウルスとして間違って分類されていたが、恐竜専門家のサミュエル P. ウェルズが、今まで頬骨だと説明されていたものが実際はトサカだということに気づき、1970 年に新属と発表した。それまでは獣脚類にはトサカを持つものが見つかっていなかった。

古生物学

ディロフォサウルスは約 1 億 9000 万年前のジュラ紀前期に北アメリカ西部に生息していた。この環境での最大の肉食恐竜の一種で、大型草食恐竜を捕食した可能性があるほか、魚や小型爬虫類も食べていたと考えられている。

情報

時代
ジュラ紀前期
ディロフォサウルス科
ディロフォサウルス
体高
1.6M
全長
3M
体重
300Kg
食習慣
肉食恐竜、生き餌
卵のバッチのサイズ
3 - 6