ディメトロドン

発見物

ディメトロドンの最初の化石は、1877 年に著名なアメリカ人古生物学者のエドワード・ドリンカー・コープによって記載された。この化石は、テキサス州の赤色層と呼ばれる堆積岩を発掘したコレクターからコープが入手したものだ。コープは 1 年後にディメトロドンと正式に命名したが、当初は背中の帆はトカゲのひれだと考えていた。

古生物学

ディメトロドンの化石は主にアメリカ合衆国南部の各地で発見されているが、遠く離れたドイツでも見つかっている。これは当時、ヨーロッパ大陸とアメリカ大陸がユーラメリカ大陸と呼ばれる超大陸を形成していたためと考えられている。ディメトロドンは、ディプロカウルス、エダフォサウルス、カプトリヌスといった様々な原始動物と共存しており、当時の環境では頂点捕食者だったと推測されている。