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開発裏話: 「ワニの海岸」に登場する種のデザイン

開発裏話: 「ワニの海岸」に登場する種のデザイン

パーク管理者の皆さん、こんにちは!

今回の開発裏話では、開発チームはどのようにして「ワニの海岸」で初めてワニの仲間を『ジュラシック・ワールド・エボリューション3』に実装するに至ったかを紹介したいと思います。また、スティクソサウルスとショニサウルスの完全な家族単位の誕生に至るプロセスや、この 2 つの種のまったく新しい幼体をどのようにデザインしたかについても深掘りします。

コンセプトの決定、現実感のある模様のデザイン、狩りのユニークなアニメーション。熱心なコミュニティからの要望が以前から多かった威圧感あふれる種であるデイノスクスが、皆さんのパークに加わる日が楽しみでなりません。

鱗のインスピレーション

デイノスクスは偽鰐類に属しています。これは現代のワニが属するワニ目も含むより広い分類群であり、そのために両者には多くの共通点があります。これが『ジュラシック・ワールド・エボリューション3』に登場する他の多くの種とデイノスクスが大きく異なる点です。とはいえ、噛む力にかけてはティラノサウルス・レックス以上であるこの古生物は、そんじょそこらのワニとは一味違います!

当然のことながら、この恐ろしい種は高い関心を集めてきました。「ジュラシック・ワールド・エボリューション」コミュニティでの関心度については言うまでもないでしょう。

この巨大な古代のワニは、いったいどのような姿をしていたのか? 視覚化の参考になる資料は、定説となっている古生物学的研究に基づいて描かれた古生物アーティストによる想像図も含めて、たくさんありました。

Jurassic World Evolution 3 Deinosuchus Development Art

デイノスクスの外見に関するアイディアをより確かなものにし、この半水棲捕食者の圧倒的な大きさについてより具体的なイメージをつかむため、開発チームは復元された骨格を実物とデジタルの両方で研究しました。さらに、デイノスクスの身体的特徴はいくつかの点で現代のワニ類と共通していたと考えられているので、それらからもインスピレーションを得ました。具体的には、モデルに説得力を持たせるため、サイズや全体的なプロポーションについてはイリエワニを参考にしています。また、皮膚の細かいディテールや歩き方などの動きについては、アメリカワニを参考にしました。

口の先から尾の先まで

この先史時代のワニを新たに生み出すにあたっては、成体と幼体の主要な相違点も考える必要がありました。『ジュラシック・ワールド・エボリューション3』への家族単位での生き物の導入はけっして簡単なことではなく、DLC に収録する種を選ぶ際にはサイズ以外にも幼体と成体の身体的な違いも考慮しなければならないのですが、デイノスクスの場合は両者の間にかなりの違いがあります。そこで開発チームは、『ジュラシック・ワールド・エボリューション3』本編に登場する恐竜の場合と同様のプロセスを踏むことにしました。

成体のモデルと同じく、幼体についても実在するワニ、具体的に言えばカイマンやコビトワニを参考にしました。もちろん成体のモデルに使ったのと同じ種も参考にしています。これらの種を比較することは、大きさの違いがデイノスクスの幼体の細部に与えた影響を考察する助けになりましたし、幼体がその生息環境をどのように移動していたかを考える上でも大いに役立ちました。

Jurassic World Evolution 3 Juvenile Deinosuchus Development Art

開発チームは、成体と幼体のモデルの違いをできるだけ明確にしたいと考えました。幼体が成長して成体のデイノスクスになることに説得力を持たせることはもちろん必要でしたが、現実には幼体と成体で外見が大きく異なる種も存在します。デイノスクスの場合、最も顕著なのは大きさの違いです。幼体の大きさは、親の鼻先に乗れる程度でしかありません。また、『ジュラシック・ワールド・エボリューション3』のデイノスクスの幼体は、成体と比べると口先が細くて四肢が短く、爪や歯も小ぶりです。幼体の移動できる距離や親にじゃれるような振る舞いにも、こうした身体的な違いの影響があらわれています。

Jurassic World Evolution 3 Juvenile Deinosuchus Concept Model

ワニの保護色

Jurassic World Evolution 3 Female Deinosuchus Development Skin

デイノスクスの成体と幼体の模様についても、自然界からインスピレーションをもらいました。現実のワニは、体の模様を利用して周囲に溶け込み、こっそりと獲物に忍び寄っていきなり襲いかかります。デイノスクスも同様だったはずなので、自然な見た目の模様になるよう、茶色、黄色、クリーム色、さらには黒、灰色、緑を組み合わせました。一般的にワニの仲間には縞や斑点がありますが、その濃淡は種によって大きく異なるので、模様のデザインにあたってはこの点も考慮しました。

Jurassic World Evolution 3 Male Deinosuchus Development Skin

皮膚のデザインについては、二形性やオスとメスの模様の違いも検討する必要がありました。メスのデイノスクスの体色は比較的均一で、縞や斑点の境界が曖昧です。一方、オスのデイノスクスの体色はメスよりも鮮やかで、模様がはっきりしています。リアルさと興味深さのバランスを取ることは時に困難ですが、濃淡をはっきりさせつつ周囲の環境に溶け込める模様にすることで、この 2 つを両立させるように努めました。また、デイノスクスの皮膚の模様や質感を可能な限りリアルに表現するため、鱗板や鱗一つひとつの彩色に膨大な時間をかけてあります。

Jurassic World Evolution 3 Juvenile Deinosuchus Development Skin

*ここに掲載しているアートワークはすべて開発段階のものです。ゲーム内で実際に表示される最終的なグラフィックとは異なる場合があります。

水中からの不意打ち

デイノスクスは「ジュラシック・ワールド・エボリューション」シリーズに登場する初のワニ類なので、その動きも完全に最初から考え、設計し、アニメーションに落とし込む必要がありました。アニメーション チームは、デイノスクスがどのように獲物をつけ狙い、仕留めていたのか、具体的にイメージできるようになるため、現実のワニが自然の中で狩りをしたり移動したりする様子を収めた映像をじっくりと観ました。その後、それらの動きをデイノスクスのリグに適用し、動きを滑らかにするとともに、周辺環境や他の生物とのインタラクションが適切に行われるようにしたのです。

Jurassic World Evolution - Crocodilia Coast - Deinosuchus

とりわけ特徴的なのが、『ジュラシック・ワールド・エボリューション3』に登場する他の半水棲種とは大きく異なる、水中で獲物を待ち伏せて仕留める際のアニメーションです。迫力と説得力に満ちたモデルを単に表示するだけでなく、この恐るべきワニに特有の動きを的確に表現し、本当に生きているように見せること。何よりも重視したのはこの点です。

デイノスクスは、水中に身をひそめ、他の動物が水を飲むために水辺に近づくのをじっと待ちます。自分に仕留められる相手がやって来ると、この巨大なワニは水中から飛び出し、その強力な顎で獲物に噛みつきます。そして水中に引きずり込み、体を猛烈な勢いで回転させて獲物を気絶させ、仕留めるのです。

開発チームはコミュニティに興味深い新体験を届けたいと常に考えているので、こうした固有の動きの再現は、DLC パックに収録する種を選ぶうえで重要な要素となっています。

深化

開発チームの頑張りは、『ジュラシック・ワールド・エボリューション3: ワニの海岸』パックにデイノスクスを登場させたことに留まりません。まったく新しい幼体を追加し、ショニサウルスとスティクソサウルスの完全な家族単位を作り上げることにも多くの時間を費やしました。 

『ジュラシック・ワールド・エボリューション3』でこの 2 つの種の幼体をデザインするにあたり、最初にしたのは最新の化石記録を調べることでした。ここイギリスのジュラシック・コーストで発見されたイクチオサウルスやプレシオサウルスの幼体の素晴らしい化石は、大いに参考になりました。

               

          

ショニサウルスとスティクソサウルスの幼体のモデル制作にあたっては、正確で説得力のあるものにするため、この 2 つの種の化石記録を調べ、両種の成体の既存モデルを利用しました。エビデンスに基づくプロセスを構築することにより、これらの古生物の親子の類似性を明確にしていますが、幼体は鼻先が短く、体も丸みを帯びています。

また、これらの種の追加だけでなく、淡い光を放ちながらラグーンを泳ぎ回るスティクソサウルスの幼体を表現するために生物発光する皮膚を新規に開発・制作したことも、開発チームにとっては大きな楽しみでした。

Jurassic World Evolution 3 Shonisaurus

『ジュラシック・ワールド・エボリューション2』本編に登場した種を復活させつつ、深く掘り下げた幼体開発のプロセスを構築することにより、『ジュラシック・ワールド・エボリューション3』の家族単位の完成度をより高いものにしています。

Jurassic World Evolution 3 Juvenile Styxosaurus Model

ショニサウルスとスティクソサウルスの幼体の制作にあたっては、幼体同士や親との関わり合いを通じてそれぞれの個性を際立たせるため、一連のアニメーションや社会的交流の行動も新たに作りました。親の周囲を楽しそうに泳ぎ回るショニサウルスの幼体など、家族内でのインタラクションは種によって異なっており、パークへの彼らの加入をより興味深いものにしています。

 

スティクソサウルスの皮膚については、熱帯魚や現代の発光生物を参考にして、成体のオスと幼体のモデルのために新しい皮膚をデザインしました。この生物発光の実験は開発チームにとっても非常に楽しいものでしたし、スティクソサウルスが光を放ちながらラグーンを泳ぐ様子は素晴らしいの一語に尽きます。 

Jurassic World Evolution 3 Styxosaurus

『ジュラシック・ワールド・エボリューション3』に登場する恐竜や先史時代の生き物は、開発チームにとって大きな誇りです。だからこそ、まったく新しい幼体のモデル制作から素晴らしい皮膚のデザインに至るまで、ディテールの一つひとつが入念に計画されており、プレイヤーはそれぞれのお気に入りの種が完全な家族単位で躍動する様子を見ることができるのです。

『ジュラシック・ワールド・エボリューション3: ワニの海岸』 8 月 11 日登場

デイノスクスは開発チームにとっていろいろな意味で初の経験となりましたが、8 月 11 日に『ジュラシック・ワールド・エボリューション3』に加わるのはこの偽鰐類だけではありません。「ジュラシック・ワールド・エボリューション」初登場となるこの種の制作に膨大な時間を費やしただけでなく、プレイヤーの皆さんに喜んでいただけるよう、ショニサウルスとスティクソサウルスの完全な家族単位の開発にも手間をかけました。

『ジュラシック・ワールド・エボリューション3: ワニの海岸』では、細部までこだわった同様のプロセスを経てモデルと挙動が作り込まれたポストスクスとデスマトスクスもパークに加わります。

8 月 11 日発売の『ジュラシック・ワールド・エボリューション3: ワニの海岸』パックを購入して、この 5 種類の生き物の家族と海岸をテーマにした様々な景観アイテムを入手し、沿岸部でのパーク運営を拡大させましょう!